柔らかな
少しだけですが、お店にお花を飾るようにしています。
飾っていると花などの向きが
動いてしまうので、時々移動。
洋食店の時、オーナーシェフのお母さん、
今はないのですが、亜蘭若とキッチンになる前の一覧亭を築いた方が、いつもお花を飾っていました。
(購入は、オーナーシェフ)
チャキチャキでお洒落な方で、皆、お母さんと呼んでいました。
元女優さんで映画監督のご主人。
ご主人が早くなくなられたので、
大黒柱で駆け抜けておられました。
お花を選んでいる時に、お母さんが
これ、好きなのよね、と話されていた
アミガサユリ?らしき花を発見。
派手さはないですが、上品で。
亡くなったお父さんの作った花瓶に。
私は、その場所で
調理師免許を取らせていただきました。
あなたが調理師にならなければ、
誰もその資格はない、とまで言ってくださり(泣)
迷った私の背中を、押すのではなく
蹴飛ばされたような…。
その昔に、専門学校の講師のオファーが来るようになったのは、お母さんのおかげです。
もちろん、オーナーシェフも。
厳しかった~…。
今でも自信があるわけではなく、
もっと、もっと、と思って仕事をする日々です。
心が折れることの方が、多い。
凛としたお母さんのようには、
できません。
けれど、私なりに、柔らかく、しなやかに
そんなふうに
いけたら良いのかな…。
久しぶりに
ピンクの花を選びました。
少しだけ ギスギスしていたので。
優しい気持ちになれるといいな、と思います。
いや、なります(笑)