父との思い出

10月の終わり、大好きな父が他界いたしました。
6月の半ば、自宅で動けなくなり、救急搬送。
手術を目指したけれど、何度か延期になり、あきらめて退院を目標にした矢先、でした。
昭和ひとケタ生まれで、戦争を生き抜いた父。
子供の頃、父が帰ってくる時間になると、玄関の靴が揃えられているか、部屋の中が整理されているか、緊張が走ったのを、憶えています。
学校での出来事も、お友達の名前をあだ名で呼んだら、即注意・・・😢
言葉使いをよく注意されました。
きちんとした人で、厳しかったけれど、自分に一番厳しく頑張っていたから、何もいえないし、尊敬できました。
母が亡くなった時、「病室から出たら、もう泣くな、前を向かないとダメだ、」
そういっていた父が、夜中に、母の亡骸にしがみついて、1人で大泣き。
お茶を入れてそっと渡したこと、二人だけの秘密でした。
息子が生まれた時も、本当に喜んでくれ、母が亡くなってからの子育てで、悩みもたくさん聞いてもらい、心を軽くしてもらいました。
去年の夏ごろから、体調のいい日がどんどん少なくなって、辛かっただろうな・・・。
病室で、たくさん手をつないで、ある時「お前が来ると明るい雰囲気になっていいなあ」
テキパキの兄弟に囲まれて、一人出遅れた感じがして、落ち込むことが多かったけれど、
そのままでいいのだと言ってもらった気がしました。
とにかく、寂しい。
寂しさに慣れるまで、まだ時間が必要ですが、
教室に来てくださる方達や、ケーキを美味しいと言ってくださる方達、応援してくださる皆様に
元気を頂いてます。