有終の美、飾れなかったけど
息子のピアノの発表会が終わりました。
リトミックで2歳から音楽教室に通い始め、
ピアノは年長さんから。
楽譜を読まず、感覚だけでなんとなく
弾いてきたのが、
少しずつ、丁寧に見るようになり、
今回は、ベトーベンのテンペスト。
原曲のまま。(去年はもっと難しかった…。)
有終の美は飾れなかったですが
良く頑張って続けてきました。
ことしは、ホームステイをする予定だったので、高校は休学。
コロナで行けるタイミングが読めず、学校の大切なタイミングと重なるのを避けました。
来年、3年生になります。
来年は進路決めで出られないので、
おそらく今回が最後。
本当は、音楽の高校に行きたくて、小学校の高学年くらいから、中学までかなり頑張っていました。
レッスンのために、部活を休んで、親も叱られる、良くわからない中学。
パソコン部なのに。
辛い出来事があって、学校に行けなくなって、
行きたかった高校を諦めざるを得ず、その後の、彼のモチベーションが下がったのは、間違いありません。
去年、行きたかった高校の大学へ、見学に行きました。
嬉しそうで、ワクワク感が止まらない感じを横で見ていて、なんとかならないかなぁ…と。
息子は、人が沢山の場所に行くとしばらく中に入れません。
過呼吸が起きて、真っ青になることがあります。
元々は人が大好きで、優しい穏やかな性質です。
助けがないと何も出来ないという、レッテルの中で、悔しい思いをしてきました。
学校の様子と、家での様子の差に、先生と話がずっと噛み合わなかった。
外で緊張して固まってしまう。
同年代の子が怖い。
病院へ足を何度も運んできました。
お薬が出るわけでもなく、どこでケアしてあげられるのか、聞いても無いと言われる。
好きなことを思う存分させてあげてください。
毎回この繰り返しでした。
好きなことが、音楽でした。
けれど、曲が難しくなるにつれ、
音を楽しんでない。
苦しい。
それでも、続けるのか、
そうでないなら、どうしたいのか、決めなくてはいけません。
ホームステイに行かせる理由は、
各家庭でそれぞれだと思います。
我が家の場合は、やりたいことをするために、
心をケアしてあげたい。
行きたいと思う場所の中にスムーズに入れるよう、社会に出る時に困らないよう、
なんでもいいから、日本がすべてではないし
何かを感じ取って欲しい、
そんな風に思っています。
息子が小さな頃にお世話になった、
先生のところでの、ステイ。
心に波紋のような、上手く表現できないけど、
何かが起きてくれるのを期待しています。
何もなく帰ってくるかもしれませんが…。
その時はその時で…。